2016-01-01から1年間の記事一覧

キューブラー=ロス『死ぬ瞬間』

2016.7.11 キューブラー=ロスは『死ぬ瞬間』という著書で、死に直面した人間の気持ちを下記のように分類した。(出典は下記) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AC%E7%9E%AC%E9%96%93 第1段階 「否認」 患者は大きな衝撃を受け、自分が死ぬと…

不死でありたい信仰

人間がこの世を去らざるをえない事態は、予測できない。だから、死ぬのならば、がんがいいと言われる。ある程度の猶予期間があるからだ。そして、「死に至る病」になったとき、では、「自分だけがいない世界」に、何か痕跡を残そうと思う人もいるだろう。 R…

中島義道の『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)から

中島義道氏の最新刊『不在の哲学』(ちくま学芸文庫、2016年2月10日)では、「不在」という概念が非常に大切なキー概念となっている。 哲学のアポリア(哲学的難問)のひとつに、「ものの見え方とその認識」というものがある。われわれがあるひとつの物を見…

ティーガー戦車について

エゴン・クライネ、フォルクマール・キューン『ティーガー 無敵戦車の伝説1942-45』大日本絵画1991年にはティーガー戦車がどれだけ生産されたかが、書いてある。 ティーガーIE型 1942年(4月~12月) 83両 1943年(1月~12月) 649両 1944年(1月~ 8月) …

死について

中島義道氏は『「生きることも死ぬこともいやな人のための本』(日本経済新聞社2005年p201あたり)で、死について次のように書いていた。(要約 —ひとがある日、完全に消滅してしまうこと。この宇宙の果ての果て、何億光年の時間が経過しても、ひとは生き返…

今日一日の生活

「今の生活は、また、明日も明後日もできるのだと考えずに、楽しんで芝居を見るときも、碁を打つときも、研究をするときも、仕事をするときも、ことによると、今が最後かもしれないという心がまえを、終始もっているようにすることである。そして、それが、…

生と死を考える

宇都宮輝夫氏は『生と死を考える―宗教学から見た死生学』(北海道大学出版会、2015年3月31日)で次のように書いている。 すべての人類史における、ほとんどすべての人間は「断ちがたい惜別と大きな悲しみの中で、人はつつましく死んでいったのです。彼らは生…

馬鹿の記念に

今年1月8日の予算委員会より、民主党の予算委筆頭理事である デマノイ和則の質疑から。(出典は以下のブログ)http://ttensan.exblog.jp/ -----山井「4日連続株価下落で7兆円運用損が続いてる!」 安倍首相「はい、安倍政権に入ってから40兆円規模で運用益を…